【お盆特別公開】AI時代の情報資産|店にしかない情報をネット上に残す意味

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最初に

お疲れ様です、エリぞうです!

今回は、AI時代だからこそ大切にしてほしい「情報資産」についてお話しします。

ChatGPTなどの生成AIが普及して、文章を作ること自体はとても簡単になりました。

「しみ抜きについてInstagram投稿を作って」

「クリーニング店のブログを書いて」

とお願いすれば、数秒でそれらしい文章が完成します。

これは本当に便利です。

私もAIはどんどん使えばいいと思っています。

でも、ここで一つ考えてほしいことがあります。

全国のクリーニング店がAIに、

「しみ抜きについて記事を書いて」

とお願いしたらどうなるでしょうか?

似たような内容の記事が、たくさん出来上がります。

だからこれから価値が高くなるのは、AIが作れる一般的な説明ではありません。

「その店にしかない情報」です。

今回は、AI時代にクリーニング店が残しておくべき「情報資産」について考えていきます。

AIが得意なのは「すでにある情報」を整理すること

まず、AIの得意分野を理解しておきましょう。

生成AIは、一般的な知識を整理したり、文章を読みやすくまとめたりすることが非常に得意です。

例えば、

「ウールの特徴を説明してください」

「ダウンジャケットをクリーニングに出すメリットを教えてください」

こうした一般的な内容なら、とても上手に文章を作ってくれます。

一方で、AIが知らないことがあります。

それが、

「昨日、あなたのお店で起きたこと」です。

AIはあなたの店の経験を知らない

例えば昨日、お客様がこんな相談を持ってきたとします。

「自宅で洗ったジャケットの形が崩れてしまったのですが、直せますか?」

店主さんが実物を確認して、

「これは洗い方だけではなく、乾燥や仕上げも影響しているかもしれませんね」

と説明した。

これはインターネット上の一般論ではありません。

その店で実際に起きた一次情報です。

一次情報とは、自分自身が経験したこと、調査したこと、撮影したものなど、他からコピーしてきたものではないオリジナルの情報を指します。

AI時代には、この一次情報が非常に重要になります。

クリーニング店は一次情報の宝庫です

実は街のクリーニング店には、ものすごい量の一次情報があります。

ところが、多くのお店ではそれをネット上に残していません。

これは本当にもったいないことです。

毎日の相談が情報資産になる

例えば、

・最近、家庭洗濯で失敗した衣類の相談が増えた

・この時期になると学生服の相談が多い

・夏になると汗による変色の相談が増える

・数年前よりスニーカーの相談が増えた

こうした話も立派な情報です。

一般論ではなく、

「この地域、この店では実際にこういう相談がある」

という情報だからです。

しみ抜き事例も情報資産になる

単に、

「しみ抜きできます」

と書くだけではありません。

例えば、

「白いブラウスについたファンデーションの相談」

「何年もしまっていた衣類に出てきた黄ばみ」

「自宅で処理して落ちなかった食べこぼし」

など、実際の相談内容を紹介する。

もちろん、お客様の個人情報や衣類の扱いには十分な配慮が必要です。

そのうえで実例を残すことができれば、その店独自の情報になります。

店主の経験も立派な情報です

長年クリーニングの仕事をしていると、

「これは最初に確認した方がいい」

「この素材はここに注意する」

「昔と比べて、こういう衣類が増えた」

という経験が蓄積されていきます。

ところが、その知識が店主さんの頭の中だけに入っているケースが非常に多い。

私はこれが、ものすごくもったいないと思っています。

30年仕事をしてきた店主さんなら、

30年分の情報資産を持っている

とも言えるからです。

その一部でも文章や写真として残していけば、それはホームページやSNSの大きな財産になります。

設備の紹介も「名前」だけで終わらせない

例えばホームページに、

「〇〇という機械を導入しています」

と書くだけでは、一般のお客様にはよく分かりません。

それよりも、

なぜその設備を導入したのか

を書いてみてください。

「もっとこういう仕上がりにしたかった」

「こういう相談に対応したかった」

「以前の設備ではここに限界を感じていた」

そこには店主さんの考えがあります。

機械のスペックはメーカーのホームページにも書いてあります。

でも、

「なぜ自分の店がその設備を選んだのか」

は、その店にしか書けません。

オリジナル写真も大切な情報資産

文章だけではありません。

自分のお店で撮影した写真も立派な一次情報です。

例えば、

・店舗の外観

・受付

・作業場

・実際に使用している設備

・作業している店主

・仕上がった衣類

こうした写真には「その店が本当に存在して仕事をしている」という情報があります。

フリー素材の綺麗な写真よりも、少しくらい生活感があっても、自分のお店で撮った写真の方が伝えられる情報は多いのです。

AIに書かせてはいけない、という話ではありません

ここは誤解しないでください。

「AIで文章を書いてはいけない」

という話ではありません。

むしろ私は、AIを積極的に使っていいと思っています。

例えば皆さんが、

「今日、こんなお客様が来て、こんな相談がありました」

とAIに伝える。

そして、

「これを一般のお客様にも分かるInstagram投稿にしてください」

とお願いする。

これは、とても良いAIの使い方です。

AIに「経験」を渡して文章にしてもらう

大切なのは順番です。

AIにゼロから考えさせるのではなく、

人間が経験を渡し、AIに整理してもらう。

これならAIを使っても、その店らしい情報発信になります。

AIは文章を書く担当。

皆さんは材料を提供する担当。

この役割分担が、これから非常に重要になると思います。

今日から「店にしかない情報」を一つ残してみる

難しく考える必要はありません。

まず今日から、一つだけやってみてください。

例えば営業終了後にスマートフォンのメモへ、

「今日、お客様から聞かれたこと」

を一つ書いてください。

「ダウンは家で洗えますか?」

でも構いません。

「昔のシミでも落ちますか?」

でも構いません。

それが10個、20個と溜まれば、そのままブログやInstagram、Googleビジネスプロフィール、ホームページのFAQなどに使える材料になります。

そして、それは他のお店には作れない、

自店だけの情報資産

になっていきます。

終わりに

AI時代だからこそ、AIに大量の文章を書かせればいい。

私は、そうではないと思っています。

誰でも作れる文章が増える時代だからこそ、

価値が高くなるのは、

「自分しか知らないこと」です。

昨日のお客様との会話。

長年仕事をして気付いたこと。

失敗した経験。

うまくいった事例。

設備を選んだ理由。

地域のお客様からよく聞かれる相談。

そして、皆さん自身の言葉と写真。

これらはAIには勝手に作れません。

だからこそ、

AI時代は、人間の経験そのものが情報資産になります。

AIに文章を書かせる前に、

「自分の店にしかない材料は何だろう?」

と一度考えてみてください。

まずは今日、お客様から聞かれた質問を一つメモする。

そこからで十分です。

10年、20年、30年と積み重ねてきた経験を、店主さんの頭の中だけに置いておくのではなく、少しずつネット上にも残していきましょう。

それが、お客様に自店を知ってもらう材料になり、将来の検索やAIが自店を理解するための材料にもなっていきます。

AI時代だからこそ、人間にしか持てない経験を残す。

これからの情報発信で、ぜひ大切にしてほしい考え方です。

これで授業を終わります!


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